
ぶろっさむ
*開設5周年企画* ぶろっさむ旅行2014~サマー・オブ・東北~ 其の弐 (2014/08/04)
一同が向かった先は、昨年の「ぐらすグループ」主催のチャリティイベントを通じて、
私たちが知り合った多賀城市の障害者自立支援施設(就労支援継続B型・定員20名)の
社会福祉法人嶋福祉会「さくらんぼ」さん。 http://www.shimafuku.jp/sakuranbo_annai.html
以前にもこのブログで紹介したことのある、津波の被害により元あった施設が全損してしまい、
現在、大手家電メーカーの工場内に部屋を間借りした状態で事業継続をしている作業所です。
【河北新報ONLINE】再起への道 宮城・被災障害者施設の今(3)/漂流/さくらんぼ(多賀城)/安住の地、確保が難航
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201406/20140613_15035.html
そう、忘れてはならない私たちの今回の旅の<目的>は、以下の3つ。
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①自分たちも楽しみながら、「千葉で稼いだお金を、東北で使う」ことを通じて、
被災地域・周辺地域の経済の復興支援に仲間たち自身が一役買うこと。
②「あの日」から3年が過ぎた東北の太平洋沿岸部の被災地の現状を自分たちの肌で感じ
「これから自分に出来ることは何か?」を考えるための研修として。
③被災地で今なお多大な苦労をしながら活動している就労系障害福祉事業所に対して
支援のエールや寄付金を届けること。
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このうちの3を叶えるために、事前にアポをとって、私たちは「さくらんぼ」さんにお邪魔したのでした。
ぶろっさむ meets さくらんぼ。 Yes, Cherry Blossom! (←特に深い意味はありません…)
「さくらんぼ」さんでは、以前にもお世話になった施設長の山崎さんが、震災当日の様子やその後の状況について
「ぶろっさむ」の仲間たちにも分かり易い言葉で丁寧に説明してくださり、また、震災を機に生まれた商品、
震災で損壊された住宅等の銅線を用いた「ト音記号」アクセサリーについて、実際に制作されている
利用者さんが実演をしながら見せてくれました。真っ直ぐな銅線を一本一本力を込めて・丁寧に「「ト音記号」」
の形にしてゆくその姿からは、ガレキの中から復興のはじまりを告げる音楽が聞こえてくるようでした。
また山崎さんからは、「さくらんぼ」が今年で10周年を迎えること。再建の道のりは厳しく、事業廃合がささやかれた
時期もあったが、自分たちの屋号を守り抜くために、昨年のチャリティイベントを通じて千葉から届いた寄付金で
ずっしりと重い欅の木から作った看板を制作したこと、いつかこの看板を掲げられるような立派な施設を建てられるように
という願いをもって日々を乗り越えているというお話をうかがい、胸が詰まりそうになりました。
最後に私たちからは、千葉のお土産として、「ぐらすグループ」の有志で集めた支援金と、いっしょに頂いたメッセージを
「ぶろっさむ」職員・利用者で色紙に書き写してイラストを添えたものをお渡しさせて頂きました。
(「ぶろっさむ」のレク実行委員長Oさんは、仲間たちへのお土産に「ト音記号キーホルダー」をまとめて購入。)
「さくらんぼ」の皆さん、そして被災地で働いている仲間たち、これからも私たちは千葉から応援し続けます!
そして、私たちも、みなさんが前を向いてがんばっている姿から貰ったパワーで、これからもがんばります!!
未来へ向かい、共に歩みましょう。
(つづく)