活動ブログ

G・スターダスト

ありえすな日々 (2017/11/03)

グループホーム「ありえす」、どうにかこうにか11月1日(水)に無事にスタートしました!

 

この間お世話になった設計事務所や建設会社、防災会社の関係者の皆さま、頼りない私の想像力を遥かに超えたすばらしい建物に仕上げていただいたこと、この場を借りてあらためて御礼申し上げます。

 

また、金融機関からの融資や建物の設計、グループホーム事業所としての指定や運営のための準備についてなど、多くの方々より貴重なご助言やご支援を頂戴いたしました。船橋市および近隣地域の福祉ネットワークの中で仕事をさせていただいていることに感謝します。

 

 

グループホームを始めることで障がいのある人たちの「暮らし」に寄り添う、つまりは「生活支援」を法人としての事業に本格的に加えることについては、私自身の中で2つの大きな<きっかけ>というか<理由>がありました。

 

一つは、2011年3月11日に起きた東日本大震災とその後に起きた様々な出来事。

 

震災そのものがもたらした衝撃も言葉に出来ないほど大きなものでしたが、その後露わになり知ることになった私たちが暮らす国の現状や私自身が経験した近しい人たち(利用者さんやそのご家族)の<病い>や<老い>そして<死>。それらに身近なところで立ち会った経験が、私に一つの認識を、観念としてではなく、実感としてもたらしました。

 

それは、個体(個)としての人間は、大きな自然災害や人災(原発事故や戦争)、あるいは、<病い>や<老い>そして<死>といった自然現象(運命)の前ではなすすべもない「等しく・弱い」存在であるということ。

 

しかし、だからこそ、一人一人の<生>や<命>はいついかなる時も、その最後の時まで(あるいは亡くなったその後でさえも 「記憶」というかたちをとって)輝きを放ち続けているのだということ。

 

そして、個体(個)としてはどうにもこうにも弱い存在である人類が「互いに支え合って生き延びて」ゆくために発明した装置として、<家族>や<共同体(コミュニティ)>といったものが、時代によってそのかたちを変えながらであっても、存在し続けてきたということです。

 

特に、自分たちが<病い>や<老い>によって衰弱ながらも家族である我が子たちを支え続けている保護者の方々の姿に触れたとき(あるお母さんは、病床で薄れゆく意識の中、最後の最後まで我が子たちのことを気にかけながら旅立ってゆきました)、その<想い>は、重いバトンとして自分たちに託されたように感じたのでした。

 

 

もう一つは、自分自身の年齢にかかわること。

 

昨年の夏に40才の誕生日を迎えることになった訳ですが、その1年ほど前から、やはり相応にいろいろなことを感じ、考えるものがありました。

 

「とりあえず、『人生の折り返し地点』まではやってきてしまったかな?」「もう流石に『若者』とも言ってられないよな??」「いい加減『大人』にならなきゃな」「(Just Like) Starting Over」…といったありきたりと言えばありきたりな考えや、自分の「ライフ・ワーク」として今の仕事を考えたとき、「現役」でいる間に自分にはいったいどれだけのことができるのだろうか?といった、自分自身の<死>(というと大げさかもしれませんが、つまりは法人であったりこの世界における我が身の<不在>)というものを、まだまだ遠くの方にであれうっすらと意識しだしたことによる、「時間」というものについての感覚・意識の変化、などです。

 

そこで、ひとまず「自分が今のように目いっぱい働くことができるのが仮に65才までだとしたら、あと25年の間に自分にできることは何だろうか?そのために今のうちから取り組んでおかねばならないことは何だろうか?」といったことを漠然と考え始めた訳です。

 

そして、人の<病い>や<老い><死>、あるいはその隣で輝いている<生>や<命>に触れる<福祉>の仕事を本格的に続けてゆく限り、やはり「生活支援」というものにも正面から向き合ってゆかねばならないと考えたし、またそれが、自分自身あるいは自分たちの法人に期待されているこのなのだろうとも思いました。

 

 

とは言え、そもそもが「生活感」に著しく欠けるワーカホリックで都市の遊牧民のような暮らしを続けてきた私。

 

そこでイメージしたのは「もしも自分が障がいのある仲間たちといっしょに一つ屋根の下でずっといっしょに暮らすことになったとしたら、どんな家だったら『楽しい』かな?『ワクワク』するかな?」というものです。

 

どちらかと言えばインドアイメージが強い私だと思いますが、洞窟があったら探検してみたくなるし、ハンモックがあったら寝てみたくなる。田んぼがあったらはだしで入ってみたくなるし、ザリガニがいたら捕まえてみたくなる、子供っぽい好奇心というか冒険心は持ち合わせています(なにしろ小田原生まれなのでね・・・)。

 

まぁ「ありえす」には洞窟や田んぼはないし、ハンモックも(まだ)無いし、ザリガニも(まだ)いないのですが、私のイメージとしては、キャンプ場にあるコテージとかキャビンハウスをモチーフにしたもので、一応屋根裏というかロフトは遊び心で付けてみました。

 

あと、仲間たちやが望み続ける限りは<地域>での暮らしを継続してゆけるようにと、車椅子のままでも生活できるような間取りや設計になっています。

 

 

さすがに20年以上先の時代状況までは私の頭では予測ができないので、ここ(ありえす)がみんなにとっての「終の棲家」になるのかは、正直なところまだ分かりませんが、大切な仲間たちや職員たちが、同じ空間と時間を共有して、良い思い出をたくさんつくってくれるといいなぁ~と思っています♪

 

グループホーム物件の土地探しから契約、建物の設計・建築、共同生活支援事業所としての指定申請は、業者さんたちのお力も借りながら、ほぼ私一人でやってきましたが、建物内に配置するインテリアや諸々の道具、毎日の食事のための食材や調味料の準備などは、グループホーム事務所としての「Aries」のスタッフたちがみんな行ってくれました。

障がいのある仲間たちといっしょに食事をし、お風呂に入り、そこで眠る、つまり「生活」を共にするのも、一人一人の世話人スタッフたちです。(しばらくは、週に1日くらいは私も入ることになりましたが…)

 

そしてなによりも、グループホームでの「暮らし」をつくりあげてゆくのは、家賃を払って各部屋に入居する一人一人の仲間たちです。

 

これからは、ある程度私の手を離れて、「みんなの家」としての「ありえす」の日々がはじまってゆくことになります。

 

はてさて、どうなることか・・・? とても楽しみです!

 

ところで、

 

君は小宇宙(コスモ)を感じたことがあるか?(しつこい!)

 

 

DSC00262    DSC00269DSC00260    DSC00256    KIMG0173   KIMG0663
 


2019年2月
« 1月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728  

NPO法人 1to1 ワントゥワン

千葉県船橋市前原東3-36-1
» アクセスマップ
営業時間: 9:00~18:00(月~金)

お問い合わせは TEL 047-411-6816

メールでのお問い合わせ

  • リンク集
  • ぐらすグループ